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建通新聞社四国
2018/11/09

【愛媛】愛媛県道路メンテ会議 橋梁点検

 2014年度から始まった道路橋の近接目視点検が、18年度で全ての橋梁の点検が完了することが明らかとなった。点検は5年に1度の実施が求められ、18年度が一巡目の最終年度となるが、7月の豪雨災害により遅延が危惧されていた。10月30日に開かれた道路などの管理者で構成する愛媛県道路メンテナンス会議(会長・鳥羽保行国土交通省松山河川国道事務所長)の席上、各道路管理者が計画通り全ての橋梁の点検が18年度に完了することが報告された。
 会議では冒頭、鳥羽会長が「本年度は1巡目となる5年の最終年度。災害対応で多忙だが、老朽化対策の危機感を持って点検してもらいたい。点検・補修の費用・負担の軽減が課題」とあいさつした後、点検結果状況が説明された他、道路橋管理者の各市町から本年度の計画や方針が示され、計画通り全ての橋梁の点検が本年度に完了することが報告された。
 点検結果はT区分(健全)、U区分(予防保全)、V区分(早期措置)、W区分(緊急措置)の4区分に分類され、14〜17年度の4カ年で愛媛県内の1万3081橋のうち1万0493橋(80・2%)で完了、T区分が2173橋(%)、U区分が6869橋(65・5%)、V区分が1446橋(13・8%)、W区分が5橋(0・0%)と判断され、W区分の5橋については通行止めや架け替えが行われた。
 今後の各市町の取り組み説明では、今治市が150橋を11月までに外注、206橋は直営で点検する。八幡浜市は全て直営で点検する。
 四国中央市は直営で点検、西条市も直営で点検する。
 東温市は点検を県に一括発注しており、19年度に295橋の長寿命化計画を策定する。上島町はVランクの2橋を19年度から修繕する。
 久万高原町は66橋を外注済み、残る15橋は12月までに外注する。砥部町は18年度に長寿命化計画を策定。Vランクが42橋あり、早期修繕が必要。内子町は直営で点検する。伊方町はVランクが30橋ある。松野町は点検を17年度に完了。Vランクが17橋ある。18年度に2橋の修繕を行う。愛南町は点検を県に一括発注している−などと説明・報告された。

提供:建通新聞社