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日刊建設タイムズ社
2018/11/08

【千葉】鳥居崎公園でパークPFI/木更津市中心市街地活性化/パークベイプロジェクト推進/活性化協で基本計画検

 木更津市は、中心市街地の活性化に向けた取り組みを進めている。本年度は中心市街地活性化協議会(会長=北野幸樹・日本大学教授)を立ち上げ、中心市街地活性化基本計画の策定に向けて必要な事項を協議するとともに、先月24日と25日には民間事業者を対象に中心市街地(木更津駅周辺)活性化の取り組みに関する説明会を開催。また、今月12日までの期間で民間事業者・各種団体等へのアンケート調査を実施している。
 同活性化協議会はこれまでに2回の会議を開催。先月開かれた第2回会議では、基本計画の骨子案が示された。骨子案では中心市街地の方向性を「都市機能を集約し、木更津&房総を牽引する木更津市中心市街地の創生」とし、@木更津らしさを活かした賑わいのあるまちづくりA住んで便利な笑顔あふれるまちづくりB自らが主役の楽しいまちづくり――の3項目を基本方針案とした。
 同市ではJR木更津駅周辺地域を「コンパクト+ネットワークの拠点」として市の中心市街地に位置づけ、公的サービス機能や行政機能、住機能など都市機能の集積と連携を図り、市内外の多くの人が集い、にぎわう拠点を形成することを目指している。
 活性化に向けては「パークベイプロジェクト」の取り組みを進めている。同プロジェクトでは、民間活力による都市公園の利活用や木更津港港湾計画の整備促進、富士見通りの再整備を計画する。都市公園の利活用では、2017年の都市公園法の改正により創設されたParK―PFIを活用し、鳥居崎海浜公園へ民間事業者による集客施設等の誘致を計画。木更津港港湾計画の整備促進では吾妻地区に交流厚生施設を整備。富士見通りの再整備は関係課等と連携し、富士見通りのデザインを検討。歩道整備など景観向上に向けた取り組みを行う。
 パークベイプロジェクトについては、16年度に官民連携による「みなとまち木更津プロジェクト推進協議会」を立ち上げ、「木更津港港湾計画」における内港地区の「交流厚生用地」、周辺都市公園の「鳥居崎海浜公園、中の島公園、吾妻公園」、木更津駅みなと口から内港を結ぶ「富士見通り」を活用するプランを民間主導で検討、将来あるべき姿のイメージ図を作成した。昨年度はマーケティング調査の結果を「(仮称)パークベイプロジェクトに関するマーケティング調査等報告書」としてまとめ、デベロッパーと民間事業者の参入意向を把握した。
 一方、中心市街地活性化協議会は本年度で基本計画の素案をまとめ、来年度でブラッシュアップを図るとともに、まちづくりの推進に向けた事業活動を行う組織として「まちづくり会社」を設立。協議会に同社が構成員として参加し、来年12月ごろまでに基本計画案をまとめる。
 中心市街地活性化協議会は、商工会議所や商店街振興組合、JR東日本、小湊鉄道、市観光協会の代表など20人で組織。計画の策定業務は国際航業(千葉支店・千葉市美浜区中瀬1―3)が担当している。k_times_comをフォローしましょう
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