大成建設エンジニアリング本部(高浜信一郎理事本部長)と北信越支店(西岡巌執行役員支店長)は7日、富山市内のホテルで、「第19回大成建設医薬技術セミナー(富山)」を開催した。
北陸地区の製薬企業40社から160人が出席。力触覚を用いた遠隔操作ロボットによる省人化・自動化対応技術など、生産性向上に向けた最新情報をはじめ、大成建設が有する幅広いソリューションを紹介した。
冒頭、主催者を代表し高浜本部長が、「産業構造が一変する時代になる中、医薬品業界に貢献できるよう省エネ、防虫、工場スマート化、省人化による生産性向上、連続生産などの講演テーマを設定した。ためになる話しであり、最後まで十分楽しんでいただきたい」とあいさつ。
続いて、同社設計本部設備設計第三部設計室シニアエンジニアの岡部裕之氏が「最先端省エネルギー技術・防虫対策技術」、同社エンジニアリング本部エンジニアリングソリューション部ICT・O&M室シニアエンジニアの松本一衛氏が「スマートファクトリー化がもたらすもの〜実現への課題〜」、同本部ライフサイエンスプロポーザル部バリデーション室エンジニアの新井健太郎氏が「製造でのデータインテグリティ実施対応の紹介」、同部第2プロポーザル室シニアエンジニアの天野貴司氏が「省人化・自動化対応技術の提案〜新しい「働き方」の実現〜」、高砂ケミカルの齊藤隆夫代表取締役社長が「合成事業の蘇生〜医薬品連続生産プロセス実用化へのブループリント〜」と題し講演した。
大成建設エンジニアリング本部ライフサイエンスプロポーザル部第2プロポーザル室の小牧啓志室長は「省人化をチャンスにとらえ、IoTなどの活用で付加価値を高め、自動化への新しい取組を進めたい。エンジニアリングの部署は発足50周年。培ったノウハウをベースに、富山を中心に営業活動を強化したい」と話している。