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建通新聞社
2018/11/08

【大阪】廃止の4工場 貸し付け・まちづくりで活用

大阪市は、廃止された港工場など4カ所のごみ焼却工場について、跡地の有効活用に向けた方針を策定した。まちづくりや貸し付けなどで跡地活用を図る考えで、今後都市計画の変更を予定している。
 今回、活用方針を決めたのは▽港工場(大阪市港区福崎1ノ2ノ51)▽大正工場(大正区南恩加島1ノ11ノ24)▽森之宮工場(城東区森之宮1ノ6ノ11)▽南港工場(住之江区南港南1ノ2ノ142)―の4工場。
 港工場は、貸し付けを前提とした有効活用を図る。2019年度以降に、区役所などと連携しながら市場調査を実施する。既存建物の規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下2階地上7階建て延べ約1万1000平方b。敷地面積は約1万4000平方b。
 大正工場は、ごみ中継地として一部を利用する他、区役所などと連携しながら有効活用に向けた検討を進める。既存建物の規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下2階地上8階建て延べ約2万1000平方b。敷地面積は約1万9000平方b。
 森之宮工場は、大阪城東部地区のまちづくり計画地の一部として有効活用を図るため、既存施設は解体撤去する。既存規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下3階地上5階建て延べ約1万4000平方b。敷地面積は約1万1200平方b。工場の煙突部分は18〜19年度、施設本体は20〜24年度に解体する予定だ。
南港工場は貸し付けにより有効活用を図る。既存建物の規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地下2階地上7階建て延べ約1万6000平方b。敷地面積は約1万3000平方b。
 市では、ごみ排出量が減少したことから08〜14年の間にこれら4カ所のごみ焼却場を廃止。マーケット・リサーチを行うなど有効活用に向けた検討を進めていた。