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建通新聞社(中部)
2018/11/08

【愛知】名港管理 弥富第1貯木場の埋立本格化へ

 名古屋港管理組合は、弥富ふ頭北側に位置する第1貯木場北側の埋め立て許可を9月28日に取得したのを受けて、護岸整備に向けた地盤改良工を本格化させる。区域北側の地盤改良工3件を第4四半期に発注し、2019年内に完了させるとともに、護岸構築工を20年内に概成させて21年1月からの区域内土砂投入に備える計画だ。
 埋め立て許可を受けたのは、弥富ふ頭の北東角の前面にある海面。15年に改定された港湾計画の中で、このエリアを含む面積33・8fが新たに港湾関連用地として位置付けられていた。埋め立て免許取得地は、このうち約17fで、新たな護岸の延長は、北側が延長約340b、東側は約500b。
 護岸構築は、L字形の既設護岸の北側と東側に新たな護岸を建設して海面を締め切る。工事は北西側から進める計画で、波除堤撤去や床掘工を進めながら、サンドコンパクションパイルで地盤改良を行う。改良幅は30〜50b。地盤改良は19年11月までに完了させ、捨石による護岸を20年内に概成させる。高さは4・8b。埋め立て区域内への浚渫土砂の投入は21年1月から開始する計画だ。
 捨石上部の上部コンクリート工や裏込め工、被覆石工は24年度末までに完成させ、完成断面の護岸を構築する予定。
 埋め立ての完了は、平成30年代後半で、埋め立て後は、物流用地として活用する。

提供:建通新聞社