富山市は、大沢野消防署庁舎改築工事を、19・20年度の2カ年で施工する方針だ。19年3月15日までを期限に、解体も含めた実施設計を金原建築設計事務所で進めている。
新庁舎は、現庁舎の西側にS造2階建て延べ約1350平方メートル(建築面積850平方メートル)で建設する。建物内には1階に車庫や事務室、出動準備室、仮眠室(女性仮眠室含む)、防火衣乾燥室など、2階に会議室・研修室、署長室、女性分団活動室などを配する。
現庁舎(上二杉202、RC造2階建て延べ1194・55平方メートル)は築39年で老朽化が著しい上、旧耐震基準で建てられている。09年度に実施した耐震診断(担当・福見建築設計事務所)では耐震不足が指摘され、17年度に改築または大規模改修(耐震補強、増築含む)を判定するための躯体調査(担当・押田建築設計事務所)を実施したところ、地震時に建物基礎の耐力が不足していることがわかり、改築することにした。