日本工業経済新聞社(埼玉)
2018/11/02
【埼玉】県秩父農林が秩父市の雁掛トンネルで落盤復旧
県秩父農林振興センターは森林管理道金山志賀坂線に位置する雁掛トンネルの落盤本復旧工事を2019年1月ごろに発注する予定。調査測量設計は19年2月ごろの納期で11月中に委託する。
17年9月に発生した落盤事故に対する本復旧工事で10m区間の壁面補修を計画。
同トンネル(秩父市中津川地内)は延長399m。幅員4m。一部モルタル吹き付けの素掘構造となっている。施工場所は小鹿野町境の両神山から西方へ約2・3km進んだ県道中津川三峰口停車場線沿い。
調査測量設計作業では機械ボーリングによる地質調査、中心線・縦断測量を行うほか、地上型レーザースキャナ測量による内空断面形状を把握。損傷の状況に応じて対策の効果、施工性、経済性などを考慮し、対策工の詳細設計を行う。さらに工程計画、施工要領、施工計画図などを作成する。