一般社団法人秋田県仙北建設業協会(佐藤吉博会長)は11月1日、大仙市のゲストハウスフォーシーズンで女性部会設立総会を開き、女性部会「HANAMARU」を設立した。秋田県内での女性部会設立は、平鹿建設業協会女性部「SAKURA」、雄勝建設業協会「はなこまち」に続く3例目。10月26日には全県のあきた建設女性ネットワーク「クローバー」も設立されている。
はじめにあいさつに立った佐藤会長は「男女を問わず働きやすく、活躍できる建設現場をつくることが、魅力ある建設産業をつくりあげるうえで最も必要なことだと思う。官民一体となって活動を盛り上げていくことが大切だ」と述べた。
続いて草g作博仙北地域振興局長、川辺透県建設部建設政策課政策監がそれぞれ来賓あいさつ。草g局長は「これからは、多様なニーズに対して多様な価値を提案できることが必要で、女性の感覚がとても重要になっていく」、川辺政策監は「本県の建設産業は深刻な担い手不足にあり、官民総力をあげて女性や若者にとって魅力ある産業への変換を図っていく必要がある」とした。
議事では、役員のほか平成30年度事業計画(案)などを審議し承認。役員には会長に大澤智恵美氏(協和土建)、副会長に草薙理恵氏(秋田振興建設)、高橋祐衣氏(Takamitu)を選任。事業計画には◇地域の建設産業で活躍する女性の情報発信に関する事業 ◇地域の建設産業で働く女性のキャリアアップ研修および交流に関する事業 ◇先進地団体への視察および交流会等の実施―などを盛り込んだ。
総会の後は記念講演として、フリーアナウンサーの相場詩織さんが「自分自身の輝きをめざして」の演題で、ディスカッションによるフリートーク形式で講演。大曲工業高等学校の1年生35名も参加した。
講演後に行われた祝賀会では、会長に選任された大澤氏が「この会をどのような会にしていきたいか会員とディスカッションした結果、コンスタントに細く長く活動を実施していきたいという話になった。会の幹になる部分を何年かかけてしっかりと育ててから、『どういった活動がしたい』といった枝葉の部分を伸ばしていきたい」とあいさつ。
また、相場さんを部内での動画撮影などを通して「HANAMARU」の宣伝を行う「はなまるアンバサダー」に任命、委嘱状を交付した。
提供:秋田建設工業新聞社