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建通新聞社(神奈川)
2018/11/06

【神奈川】道路整備の促進を求める県大会が決議

 道路整備の促進を求める神奈川県大会が11月5日に横浜市内で開かれた。神奈川県と政令市、道路整備促進を求める協議会など9団体は、国道357号の横須賀市夏島以南や、新東名高速道路の全線6車線化他の早期事業化を国などに求める大会決議を行った。
 黒岩祐治知事=写真=は、今夏相次いだ自然災害に触れ、「道路は生命を支える大変重要なネットワークであることを改めて実感した」と、道路整備の重要性を強調。その上で、ラグビーワールドカップや東京五輪などを見据え、「つながるべき道路はしっかりとつなげていく。心を一つにして皆さんと頑張っていく」と述べた。
 大会決議では、横浜の湾岸エリアと県央エリアの高速道路によるつながりの弱さ、東名高速道路大和トンネル付近など、局所的な交通容量の不足などを課題として指摘。その上で、国際観光地として、また、先進産業の集積地としての神奈川を世界に発信するために幹線道路網の早期整備が必要とした。ネットワーク機能を最大限に発揮するため、ピンポイント渋滞対策や、スマートインターチェンジ(IC)の設置などを通じた高速道路の有効活用・機能強化の重要性も強調した内容となっている
 このため、「建設促進を要望する路線等」として16事業、「必要な事業費の確保を要望する主な路線等」として47事業、「計画の進捗を図り早期事業化を要望する路線等」として8事業を列挙し、国などに対応を求めることにした。
 要望として盛り込まれた「計画の進捗を図り早期事業化を求める路線等」は次の通り。
 ▽新東名高速道路<全線6車線化、海老名南ジャンクション(JCT)以東>▽横浜環状道路西側区間▽川崎縦貫道路<U期>(国道15号〜東名高速道路)▽大師JCT<東京方面への機能強化>▽第三京浜道路<外環道などとの接続>▽厚木秦野道路<国道246号バイパス>(未事業化区間:仮称・厚木北IC〜伊勢原市西富岡、秦野中井IC〜仮称・秦野西IC)▽西湘バイパスの延伸<石橋IC以南>▽国道357号未事業化区間<横須賀市夏島以南>

提供:建通新聞社