「平成30年災」の第4次査定が1日まで行われ、八頭管内を中心に東部地区の公共土木施設36カ所の復旧費として7億2700万円が決定した。4次査定は7月豪雨と9月上旬の大雨による被害が対象。先月29日から4日間実施された。
県土整備部のまとめでは、県施設34カ所に6億8200万円、智頭町の施設2カ所には4400万円の復旧費と復旧工法がそれぞれ確定した。
主なカ所は智頭町中原の千代川で、横瀬川合流付近の両岸170bに1億5900万円が決定。大型ブロック積み700平方b、根継ぎ工23b、帯工4基、根固めブロック(8d)182個によって復旧する。
同カ所から下流側の左右岸70bは復旧費6000万円が認められ、大型ブロック積みや帯工、根固めブロックで原形復旧する。
また、鳥取市用瀬町安蔵の安蔵川には4400万円の復旧費が決まり、延長20bにわたって床止め工とともに魚道を修復する。このほか、智頭町の町道篠坂線は篠坂橋上部工に3900万円。
4次査定を終えて、同部は「7月豪雨に関連する査定はほぼ完了した」(技術企画課)と説明。1〜4次査定までに決定した土木施設376カ所の復旧費は84億円に積み上がった。
今後、11月末と12月にかけての5次、6次査定に向けては、台風24号で被災した約300カ所の施設に約50億円を復旧申請する。
日刊建設工業新聞