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建設経済新聞社
2018/11/02

【京都】新行政棟建設見据え埋文調査 府庁2号館南に仮駐車場設置

 京都府は、京都市上京区の府警本部本館北側に計画している新行政棟の建設を見据え、埋蔵文化財調査に着手する。
 平成33年度(2021年度)までの文化庁の全面的な移転に向け、文化庁となる府警本部本館は耐震改修し、府警本部本館の北側に新行政棟(地下2階地上6階建、延約9000u)を建設する。
 新行政棟・文化庁移転施設整備の基本・実施設計業務は公募型プロポーザルで業者選定し、日本設計関西支社(大阪市中央区)に決定。10月3日に2億2832万2800円で契約した。業務委託工期は平成32年3月16日まで。基本設計図書の提出期限は平成31年3月20日。
 新行政棟・文化庁移転施設整備の予定工事工期は平成32年度〜平成33年度(約18ヵ月間)。
 新行政棟の建設に係る埋蔵文化財調査のため、現行の外来駐車場は運用を終了。仮駐車場として2号館南側のスペースを使用する。仮駐車場の設置期間は11月7日から平成31年8月頃までを予定。仮駐車場は利用時間を1時間以内に制限し、利用者には用務先での確認印の交付を求める。
 新行政棟の建設で不足する駐車場スペースは将来的には府庁3号館の解体跡地を充てる予定。
 府は府庁3号館解体工事設計業務について、8月に入札で京都空間研究所(京都市中京区)に決定した。設計工期は平成31年1月15日まで。工事は平成31年度の完了を目指す。解体する現府庁3号館の規模はRC造4階建、延3759・74u。
 なお府庁3号館の府教育委員会の各課は、解体工事に伴い、平成31年1月をメドに京都産業大学むすびわざ館(京都市下京区)、府庁旧本館に仮移転する。