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日本工業経済新聞社(群馬)
2018/11/01

【群馬】群馬県地すべり防止工事士会・2018年度主任技術者研修会を開催

NPO法人群馬県地すべり防止工事士会(青柳剛理事長)主催、群馬県建設技術センター(上原幸彦理事長)後援による2018年度技術講演会が10月31日、群馬県公社総合ビル多目的ホールで開催された。会員のほか県や市、関連する企業・団体などから約280人が参加した。
開会にあたり青柳理事長は、事前防災の観点から国土防災全体の見直しについて触れ「地すべり対策の必要性を地道に、幅広く問い掛けていかなくてはならない」と訴え「国土を災害から守る地すべり技術者のやりがい、団体活動などを通じて前面に押し出し続ける努力も必要」と防災意識の向上とともに改めて地すべり対策の必要性を呼び掛けた。
上原理事長は「職員一同、心一つに力を合わせて、県民の命と暮らしを守るため防災意識の向上などに積極的に取り組み、建設技術の研さんと蓄積に努め、公益財団法人としての社会的使命を全うしていきたい」と話した。
来賓には、大竹哲也県県土整備部砂防課長(代理・林洋一次長)や小山兼広県環境森林部森林保全課長(代理・天田雅之森林管理主監)、片山茂県農政部農村整備課長(代理・内藤和明水利保全対策主監)、斜面防災対策技術協会の上野雄一関東支部長が出席した。
代表して天田森林管理主監は、多様化・激甚化する災害対策などの話題に触れ「地すべり防止工事士の皆さまの豊富な知識と経験に裏付けされた技術力がますます重要」と期待を寄せた。
講演は第1部に砂防・地すべり技術センター砂防技術研究所斜面保全プロジェクトチームの相楽渉上席研究員が「近年の土砂災害事例とその発生原因について」と題して講演。
第2部は県県土整備部の各担当者が「群馬県の道路整備事業と上信自動車道建設」について説明した。