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北海道建設新聞社
2018/11/01

【北海道】日本ハム新球場 北広島市内建設が正式決定

 日本ハム(本社・大阪)は10月31日の取締役会で、北海道日本ハムファイターズの本拠地球場を北広島市内に建設する方針を正式に決めた。新球場のコンペは、スポーツ施設を手掛ける米国の設計事務所と組む大林組が通過したとみられる。2020年5月に着工し、23年3月の開業を目指す。
 ■米事務所と組む大林新球場コンペ通過か
 北広島市共栄にある、きたひろしま総合運動公園に新球場を核とするボールパーク(BP)を整備する。新球場は天然芝、開閉式屋根とし概算事業費600億円を見込む。19年9月に設立予定の連結子会社が保有・運営する。
 北広島市の上野正三市長が16年6月に誘致を表明して以来、行政サポートの提案など実務者協議を重ねてきた。市民の熱意も後押しし、球団側は18年3月26日に自由度の高い36・7haある広い敷地の魅力や新千歳空港とのアクセスの良さなどを理由に北広島市に内定通知した。
 新球場のコンペは18年1月ごろから提案募集を開始。1次、2次審査を経て最後は2者に絞られた結果、大林組などの案が通過したとみられる。
 23年1月の引き渡しという時間的制約がある中、今後は都市計画の変更、アクセス道路と新駅の整備に早急に取り掛かる必要がある。市は道路の概略設計を発注済み。アクセス道路整備と市道北進通などの改良は20年度に着工する予定だ。
 高橋はるみ知事がBP関連の支援展開を表明しているため、アクセス道路は道道として新設する可能性を探って道と協議。正式決定を受け、高橋知事は「北広島市や関係機関と一層連携しながら、BP構想を応援していく」と話している。