日本工業経済新聞社(群馬)
2018/10/31
【群馬】県建設業協会がICT土工研修を開催
群馬県建設業協会(青柳剛会長)は10月30日、実践的なICT技術の全行程が学べるi-construction対応ICT土工研修の開校式を執り行った。講義と実習を交えた5日間の研修となり、17人が最終日までに実践的な技術を学ぶ。
冒頭、同協会の池原純副会長が「生産性の向上に向けた官民あげた取り組みの成果が問われる時代となった。定着のためには、実際の工事を経験することに加えて、体験型の実習で育てることが大事となる」と青柳会長のあいさつを代読。
来賓として国土交通省関東地方整備局の中山利美機械施工管理官が「地域の建設業に安全安心を支えてもらっており、担い手不足はそうした支えを失うこと。維持するためには週休2日制と生産性の向上が不可欠であり、全国的にみてもこうした活動は珍しく重要。協会の皆さまには感謝申し上げたい」とあいさつ。続いて、県建設企画課の清水昭芳課長が「新技術であるICTの導入については、人材育成が大きな課題となっている。そうした中で研修が行われるのには意義があり、県内の普及にとっても重要となる」と話した。
研修は、地域の技術者は地域で育てるという理念のもとに、全行程を体験できる内容となっている。
研修終了後も、フォローアップ研修を開催し、技術の定着を図るとしている。