長浜市は、市民まちづくりセンター(公民館施設)整備事業の一環として、今年度の虎姫と余呉に次いで高月まちづくりセンターの改修を計画、来年度の工事実施に向けて今年度に大規模改修工事に係わる実施設計に取り組む。
事業を管轄する市民活躍課では、近く担当コンサルを決め(12日入札)、今年度内の完了を目途に、実施設計を進めていく方針。
高月まちづくりセンター(旧高月公民館・長浜市高月町渡岸寺141―1)は、昭和54年の2月に竣工。長浜市役所高月支所の東隣りに位置し、RC造2階建、延1927・42平方b規模の館内には、250名収容の大ホールをはじめ、研修室2室や実習室2室、視聴覚室や和室などを配置。
地域の社会教育施設として各種サークルや講座・研修会など、幅広く地域住民らに利用されているとともに、災害時における避難施設にも指定されている。平成27年度に実施した耐震診断(担当。竹中建築設計事務所)では、今年度に大規模改修工事を実施した虎姫まちづくりセンター(施工・たちばな建設)とともに、地域における一般施設のみでなく災害時における避難施設としても重要な役割を果たす施設であり、耐震補強の必要性(緊急性)があると判定された。
改修工事では、耐震改修および設備機器の改修を含め、内装・外装の大規模改修を予定。屋根や外壁・建具・内装等の建築改修工事とともに、電灯・コンセントや弱電設備・構内通信情報配線設備・通信情報設備等の電気設備工事、空気調和設備や換気設備・給排水衛生設備等の機械設備工事、および植栽(緑化)工事や雨水排水工事・舗装工事等の外構工事を実施していく計画。
これら高月まちづくりセンターの大規模改修には、概算で総額3億円の工事費(直接工事費)を見込む。
提供:滋賀産業新聞