建設新聞社
2018/10/31
【東北・宮城】榴岡PFIプロジェクトを選定/仙台市榴岡公園内のP―PFI事業
仙台市は、公募手続きを進めていた榴岡公園内旧レストハウスエリアの民間活力導入による公園利用者への新たなサービス提供施設の設置に向けた整備・管理運営事業者の選定について、榴岡PFIプロジェクトメンバー(代表=オールスパイス、構成員=環研、秋葉造園)を施設設置予定者に決定した。
この事業は民間活力による榴岡公園内の魅力向上を目指し、Park―PFI制度を活用した飲食店などの収益施設設置と広場などの公園整備を行うもの。公募には同グループのみが参加し、今月19日に開催した選定委員会を経て決定した。
事業対象は、榴岡公園旧レストハウスエリア約2300平方b。提案によると▽「毎日がウィークエンド」に思える楽しい公園の実現▽公園を中心に食と健康で地域とつながりながら街の調和を育む―『WEEKENDERS PARK』をコンセプトに、対象エリアに2階建て、延べ約790平方bのレストラン・カフェやジム、ランニングステーションなどで構成する収益施設を整備する。このほか、特定公園施設として既存地形・樹木を活かした一体感のある空間、テラスやデッキからの連続性を持った芝生広場の創出などを行う。事業期間は20年間。
今後、12月に公募設置等計画の認定と基本協定の締結を行い、19年5月の工事着手、20年2月の工事完了、翌3月からの施設運営開始を目指す。
提供:建設新聞社