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建通新聞社
2018/10/31

【大阪】天保山客船TM 事業方式の検討進む

大阪市は、天保山客船ターミナルの整備について、PFI方式を導入するか通常の競争入札で事業者を選定するかなど、事業方式や事業者選定手続きの内容を検討している。2019年度当初予算に関連費用を要望する見込みで、できるだけ早期に事業方針を固めたい考えだ。事業者選定の詳しい時期は未定としている。
 同事業では昨年度、PFI事業者を公募したものの、規定基準に達する提案者がいなかったため決定に至らなかった。市は現在、再度PFI方式による整備を軸に検討を進めているが、事業方式の変更も含めて募集内容の詳細を詰める。
 前回公告時の事業内容によると、新客船ターミナルは基本的に平屋か2階建てで計画。施設内容は▽入出国審査スペース(2000平方b)▽荷物置き場(1350平方b)▽多目的ホール(1050平方b)―などとしていた。
 事業区域面積は全体で約1万0810平方b。このうちターミナル敷地は3139平方b、岸壁は7400平方bとなっている。区域内にある現施設は鉄筋コンクリート造2階建て延べ2979平方b。場所は大阪市港区築港3ノ11ノ1。
 市の担当者によると、「整備計画自体に大幅な変更はない」としている。