佐藤産業(葦北郡芦北町、佐藤一夫社長)は19日、女性社員による社内衛生パトロールを初めて実施した。女性ならではのきめ細やかな視点で工事現場の安全性や作業環境をチェックし、働き方改革や職場環境の改善に繋げるねらい。
総務部の藤井都部長、中村美代子さん、住環境事業部の久保由紀美さんの女性3人が、同社施工中の道路や法面工事の現場3カ所を巡回。このうち、南九州西回り自動車道の法面対策工の現場では、現場代理人の白ア健太郎土木事業部課長から工事概要や進捗状況の説明を受けたあと、実際の現場を見てまわった。
藤井部長らは「現場を間近に見ることができ、大変よい経験になった」「現場担当者が、作業員と住民の安全を第一に考えていることをあらためて実感した」「今後も定期的に行い、現場の環境改善に役立ちたい」と感想。パトロールを受けた白ア課長は「通常のパトロールより緊張した。慣れた作業員では見落としがちな点の指摘もあり、今後の現場運営に生かしたい」と話していた。
今回のパトロールは、『現場事務所・作業現場はキレイですか』をテーマに、「整理状況」「トイレ清掃」「服装・身だしなみ」「イメージアップ」など8項目を、5段階で評価。結果は現場にフィードバックし、安全・作業環境の向上に繋げていくことにしている。
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