日本工業経済新聞社(群馬)
2018/10/30
【群馬】建災防県支部館林分会が建災防館林地区大会開く
建設業労働災害防止協会群馬県支部館林分会(原初次分会長)はこのほど、厚生労働省太田労働基準監督署との共催で建設業労働災害防止館林地区大会をジョイハウス(館林市美園町15−7)で開いた。同会員など約160人が出席し、労働災害防止へ意識を高めた。
冒頭、原分会長は「会員の皆さまには、建設業労働災害防止協会が策定した計画のもと、労働災害防止対策を推進していただきたい。今後も安全な職場づくりを続けてほしい」と話した。
太田労働基準監督署の光山正明署長は「冬季は作業場や通路の凍結で転倒災害の危険性が高まる。今後は転倒災害についても対策が必要だ」と呼び掛けた。
来賓あいさつで館林市の小山定男副市長は「皆さまには、人命を尊重する崇高な理念のもと、さまざまな取り組みをしていただいている」と述べた。また、館林警察署の室岡也寸晴署長が「労働災害は管理者責任も問われる。基本を順守し、事故の未然防止に努めてほしい」と訴えた。
安全講習では、太田労働基準監督署の佐藤祥子安全衛生課長が「建設業における安全衛生の現状」をテーマに解説。館林警察署の関大輔交通課長は、追突事故の防止対策など説明した。このあと、長良神社の中島宮司による安全祈願が執り行われたほか、安全の誓いを出席者全員で読み上げ、労働災害防止に向け決意を新たにした。