任期満了に伴う新潟市長選挙の投開票が28日に行われ、無所属の新人で自民党の支持を受けた中原八一氏が他の3人を破り初当選を果たした。
中原陣営の事務所には支援者200人余りが集まり、開票を見守った。当選確実の速報が流れると歓声が沸き起こり、中原氏が姿を見せ会場全体が歓喜に包まれた。中原氏は「厳しい選挙を勝つことができたのは皆さんのおかげ。まだ夢のよう」と語り、万歳三唱で喜びを分かち合った。
4期16年を務めた篠田昭市長に代わる新リーダーの誕生。中原氏は「79万市民のため、改めて覚悟を固めた。様々な課題はあるが、国や県と連携しながら、日本海側の政令市としてさらに飛躍したい」と話した。
中原氏は59年生まれの59歳。新潟市西区出身。新潟県議会議員を4期、参議院議員を1期務め、これまでの政治経験と中央へのネットワークをアピールした。
投票率は49・83%で、前回14年を9・26ポイント上回った。各候補の得票数は次のとおり。
▽中原八一 9万8975票
▽小柳聡 9万902票
▽吉田孝志 9万539票
▽飯野晋 4万9425票