新日本コンサルタント(市森友明代表取締役社長)の社屋新築工事起工式が29日、富山市奥田新町地内の建設地で開催され、関係者が工事の安全を祈願した。
この日は15名が出席。地鎮の儀では、発注者から市森社長が鎌入れ、設計・監理を担当する三四五建築研究所の稲葉伸一代表取締役が鍬入れ、施工者の灰谷久登日本海建興代表取締役社長が鋤入れを行った。また、順に玉串を捧げた。
閉式後、発注者を代表してあいさつに立った市森社長は、「素晴らしいメンバーに恵まれて着工することになるが、工事が安全に完成することを心から祈念したい。弊社としては、社業の発展にまい進することで、新社屋の建設に関わられた皆様への恩返しとしたい」と述べた。
今計画は、富山市吉作地内にある現本社社屋の老朽化が進み、業容拡大に伴い手狭になっていたことから、富山駅北地区の富山市奥田新町1―23へ社屋を移転、新築するもの。北陸地方整備局富山河川国道事務所の近隣地で、敷地面積が1483・59平方メートル。
建設する社屋の規模は、RC造4階建て延べ2434・09平方メートル(ピロティ含む)。オフィス機能を1カ所に集約することで、近年増加している、さまざまな技術分野を横断するような要求レベルの高い設計ニーズに対応。部門間の連携を強化するほか、企業価値の向上や顧客対応の迅速化、首都圏アクセス強化、富山市が進めるコンパクトシティ政策への寄与などを図る。
竣工は19年9月末を予定している。物件取得と解体費用などを含めた総事業費が約9億6000万円。