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建設新聞社
2018/10/29

【東北・青森】クロススポーツマーケティングが八戸市にフラットアリーナ新築

 クロススポーツマーケティング(東京都千代田区神田錦町3の20 中村孝昭代表取締役社長)は、青森県八戸市に整備する多目的アリーナ整備について、施設名を「フラットアリーナ」、アリーナを含む整備エリア一帯を「フラット八戸」とするなどの施設概要を公表した。施設本体は戸田建設の設計・施工で、12月の着工、2020年春頃の開業を目指す方針だ。
 同社は、ゼビオホールディングスの中核企業で、スポーツマーケティング事業やスポーツ関連のリサーチ・コンサルティング事業などスポーツビジネス全般を担当している。
 今回の計画は、同社と八戸市が連携して、八戸駅西地区土地区画整理事業の保留地約1万5000平方bへアリーナや公園、多目的スペースなどを建設するもの。保留地を市が購入し、同社へ無償で貸付を行う予定となっており、貸付期間は30年間。企業側は、多目的アリーナを建設し、管理・運営を行うほか、アイスホッケーチームの東北フリーブレイズのホームリンクとして利用する。
 アリーナ施設は、約60b×30bの通年型アイスリンクをベースとしながらも、その上に移動式のフロアを設置することにより、バスケットボールなどのアリーナスポーツやコンサート・コンベンションなどの開催が可能な、日本初の多目的アリーナを想定、スポーツ施設建設における、日本型の次世代官民連携モデルの創出を目指している。
 施設規模はS造・RC造2階建てで、延べ約7200平方bで、アイスホッケー利用時で3500人、バスケットボール利用時で5000人規模で収容可能とし、アリーナの観戦照明設備には、観客に照明の眩しさを感じさせず、競技フィールドを浮かび上がらせるようなパナソニックのLED照明器具、映像音響設備には電音エンジニアリングのスタジアム・アリーナ向けのシステムを採用し、観客に観やすい華やかなエンターテイメント空間を演出するとしている。

 提供:建設新聞社