北陸直轄河川治水期成同盟会連合会の石川県意見交換会が25日、白山市内のグランドホテル白山で開かれ、手取川と梯川流域市町の首町らが国土交通省や石川県に対し、両河川や支川などの整備促進を訴えた。
総会には、白山、能美、小松、野々市、川北の市町長や杉原直樹国土交通省水管理・国土保全局堤防構造分析官、吉岡幹夫北陸地方整備局、板屋英治石川県土木部長らが出席し、意見交換した。
この中で手取川流域開発期成同盟会会長の山田憲昭白山市長は、▽手取川の急流河川対策としての堤防の質的安全性及び下流部の流下能力向上▽支川である熊田川・西川の治水対策としての河川改修(県)及び樋門(国)の早期整備▽河道内の樹木群伐採▽河口閉塞対策(河道掘削など)▽白山砂防・地すべり対策事業について促進を求めた。
梯川水系河川改修促進期成同盟会会長の和田愼司小松市長は、▽前川合流点付近における親水空間創出▽城南橋付近から石田橋間における不法係留施設設置を予防するための水面利用▽分水路方式による小松天満宮周辺のインフラツーリズム▽小松新橋から白江大橋間における鉄道橋の架け替え▽白江大橋から能美大橋間の埋蔵文化財調査ならびに築堤、河道掘削の促進▽能美大橋、舟場橋架け替え▽鍋谷川合流点から上流部の早期改修▽河道掘削による流下能力向上▽内水対策への支援▽堤防からの漏水対策の強化▽支線鍋谷川の堤防強化▽梯川水系前川の改修事業▽赤瀬ダムの長寿命化の推進▽治水事業の推進のための18年度補正予算早期編成、19年度予算の飛躍的増額を働きかけた。