福井県は、坂井市三国町汐見〜あわら市番田の一級河川竹田川における基幹河川改修事業について、19年度以降は兵庫川合流点から竹松橋上流の区間について、左岸引堤、右岸築堤、橋梁架替えを進めていく。今後、64億2929万9000円を投入し、28年度の事業完了を目指す。
このほど開催した県公共事業等評価委員会で示されたもので、地元交渉等の関係から事業期間が従来の23年度から5年間延長された。
同事業は75年度に採択され、96年度に着工。全体事業費は260億円。工事概要は築堤護岸工6400メートル、橋梁6橋(下流側から港橋、栄橋、竹松橋、水屋橋、宮前橋、芦原橋)、排水機場3個所。
18年度までに左岸側は九頭竜川合流点から1500メートル地点までの区間、右岸側は合流点1000メートル地点から1500メートル地点の区間の築堤、および港橋、栄橋の架替えが完了している。今年度末時点での進捗率は75・3%を見込む。
竹田川は、一級河川九頭竜川の支川で、上流の坂井市丸岡町からあわら市の市街地を経て、坂井市三国町に流れる河川。流下能力を現況の毎秒650立方メートルから1300立方メートルに高めることで、水害から住民の生命と財産を守ることを目的としている。