日本工業経済新聞社(群馬)
2018/10/26
【群馬】建災防県支部太田分会が18年度安全大会を開く
建設業労働災害防止協会群馬県支部太田分会(守屋清分会長)は16日、太田市学習文化センターで2018年度建設業労働災害防止安全大会を開催した。来賓として太田労働基準監督署の光山正明署長、太田市の清水聖義市長などが臨席。同会員など約400人が参加し、労働災害撲滅に向け、決意を新たにした。
冒頭、守屋分会長に代わって登壇した橋明副分会長は「当分会では、今年度を初年度とする第8次建設業労働災害防止5カ年計画に伴い、安全衛生教育など各種事業に取り組んでいる。会員各位におかれましては、大会で得た知識を最大限に活用し、労働災害防止や健康確保に向け、活発な活動を展開していただきたい」と述べた。
続いて安全管理優良事業所、優良安全管理者表彰が行われ、受賞した5社8人に対し、光山署長と橋副分会長から表彰状が贈呈された。さらに小川英樹副分会長が安全宣言を読み上げ、労働災害ゼロへ意識を高め合った。
大会の最後は、太田労働基準監督署の佐藤祥子安全衛生課長が「建設業における労働災害の現状」をテーマに講演を行った。8月末までに発生した死亡災害事例を紹介しながら注意を喚起したほか、厚生労働省が策定した墜落制止用器具の使用ガイドラインを解説した。