野洲市は、野洲病院整備事業の建設工事について、19年度早々にも発注を公告したい考えだ。19年度当初予算へ建設事業費を措置し(20年度まで債務負担)、早ければ4月にも建築本体・電気設備・機械設備―それぞれの工事の発注を公告、6月にも入札し着工、20年3月に工事を完了し、準備期間を経て21年春の病院オープンを目指す。
工事契約方式は従前から市方針として公表している「工事のみ発注する方式(従来型)」から変わらず、建築・電気・機械とも一般競争入札とする考え。計画している199床規模と同程度の病院や、免震構造の施工実績などを参加資格に盛り込むかについては現在検討中で、精査し今後条件を定める。
施設の規模は@病院棟=S造(免震構造)6階建、塔屋1階(199床)延1万6322平方b、A駐車場棟=S造4層5段(250台)7125平方b、B連絡通路=S造(耐震構造)2階建、延233平方b―。@ABを合わせた建築本体工事費は約47億2000万円、設備工事を含めると約73億円、整備費全体は約95〜96億円、総額約102億円―を試算している。
委託中の実施設計は19年3月下旬にまとめる見通し。担当は佐藤総合計画、実施設計に係る技術支援業務は一財・滋賀県建築住宅センタ―がそれぞれ担当。
提供:滋賀産業新聞