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　白山市は、倉部町地内にある下水処理場「松任中央浄化センター」の水処理施設増設工事について、近く土木・建築を一般競争方式により公告する方向で調整している。募集対象は数社による共同企業体（ＪＶ）となる見通しだ。
　市内では、現在事業が進められている松任北安田南部地区、横江町の土地区画整理事業施行区域内に進出するイオンモールをはじめとした大型商業施設や住宅地の整備のほか、老朽化が著しい公共下水道千代野処理場、徳光地区農業集落排水施設の統廃合、下水道広域化推進総合事業（旧ＭＩＣＳ事業）により、汚水量の増加が見込まれる。
　同センターの水処理能力は、標準活性汚泥法の２系列で約１万４０００立方メートル／日。今後の流入量増加を考慮すると、現有施設では能力不足となることから、標準活性汚泥法の１系列を増設して対応することにした。増設分の処理能力は７０００立方メートル／日で、２０年度末の完成を目指す。詳細設計はオリジナル設計が担当。
　当初予算に２億２２３０万円を計上するとともに、１９〜２０年度の債務負担行為として限度額１０億８５００万円を設定している（機械・電気工事などを含む）。