29日から実施される「平成30年発生災害第4次査定」(〜11月1日)で、八頭県土整備事務所管内の公共土木施設を中心に36カ所の復旧費7億5000万円が申請される。査定対象は「7月豪雨」と9月7日〜11日にかけての大雨による被害。
県土整備部によると、「7月豪雨災については今回の査定でほぼ完了する」(技術企画課)と説明している。
4次査定の申請内訳は、八頭管内32カ所に6億6500万円、鳥取管内4カ所に8500万円。県施設の主なカ所は智頭町中原の千代川で、両岸170bにわたる護岸は大型ブロック積みによる復旧工を申請する。また、町施設では同町篠坂の町道篠坂線・篠坂橋上部工36・2bなど。
災害査定の実施状況は、第3次査定までに県下の公共土木施設340カ所の復旧費77億円が決定。9月末の台風24号被害(約300カ所、被害額ベース40億円)については、11月末から12月にかけての第5次査定に復旧申請される。
4次査定の申請概要は次の通り。
※県施設34カ所7億円
▽鳥取県土=4カ所8500万円(河川3カ所7600万円、砂防1カ所900万円)
▽八頭県土=30カ所6億1300万円(河川13カ所4億0600万円、砂防17カ所2億0700万円)
※町施設2カ所5160万円
▽智頭町=2カ所5160万円(河川1カ所530万円、橋梁1カ所4630万円)
日刊建設工業新聞