南国殖産(永山在紀社長)の子会社である九州おひさま発電は、日置市東市来町で日置養母風力発電所を整備する。年間発電量は1万2000MWhで一般家庭の約3000世帯分となり、投資額は約25億円。設計・施工は日立製作所で2019年9月の運用を目指す。
所在地は、養母16650の日置養母太陽光発電所内。風力発電機の定格出力は2000KWで、3基設置して計6000KWになる。ブレード枚数は3枚、ローター直径は約86m、ハブ高(中心高さ)は約79m、最大高さ(回転域の最大高さ)は約121m。
整備は、土木が日本国土開発、電気を親栄電設、送電線が南九州電設、変電所造成を満留建設、運搬を外薗運輸機工、風況調査を西日本技術開発がそれぞれ担当。19年2月に造成の完了を予定している。
同発電所では16年から、ソーラーパネル8万8000枚を配置して、年間約3万2100MWhを発電しており、今回の風力発電所が完成するとハイブリット複合発電所として運用することになる。
23日、現地で起工式を実施=写真=。永山社長や宮路高光日置市長をはじめ、関係者らが出席し工期内の無事故無災害を祈願した。
永山社長は「九州内で42カ所110万MWhを発電している。20年度までに200万MWhを目指したい」と抱負を語った。