鹿屋市は、北部学校給食センターの建設地を学校跡地や市有地等で検討した結果、串良町有里の果樹園「オレンジパーク串良」の敷地内に決めた。設計や建築に先立ち、調理ラインに設置する厨房機器選定に向け、年内にもプロポーザルを実施する方針。2019年度に設計を進め、20年度の着工を目指す。
建設は、市有地である同園内の敷地約6000uに予定。建物規模はS造平屋建て約2000uを見込み、配送車7台程度の車庫(約200u)も計画している。
同市の9月補正予算では、厨房機器購入費の債務負担行為に限度額3億9050万円を計上。公募型か指名型かなどを検討し、プロポーザル方式で業者選定に入る。
概算事業費は13億円を想定。国庫補助金や合併特例債を活用して財源を確保する考えで、21年9月の供用開始を目指す。
新施設は、既存施設の老朽化を受けて計画。輝北・串良・吾平の各学校給食センターと単独調理場の4校を同センターに再編成し、南部学校給食センターとの2大センターへ移行する方針で、安心で安定した給食の供給を目指す。