トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2018/10/24

【鹿児島】鴨池中央港区線/鴨池側 交差点の予備設計へ

 九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、臨港道路「鴨池中央港区線」の整備で、中央港区側の地盤改良に続き、橋梁下部工等に着手するもよう。また、鴨池港区側の取付個所については、埋立部・陸上部(約900m)の詳細設計と交差点予備設計を委託する手続きに入った。履行期間は2019年3月25日まで。 

 同区間の延長は約2400m。内訳は陸上部(約400m)と橋梁部(約1100m)、埋立部・陸上部(約900m)で構成されている。幅員は一般部11.5m、交差点部14.75mで設計速度は60km/h。 
 埋立部・陸上部は、県立鴨池緑地公園の錦江湾沿い=写真=を一部埋め立て、鴨池港区側のフェリーターミナル敷地付近にアプローチして緩やかなカーブ等により、現道に接続する手法を検討している。 
 橋梁の上部工部分は、3径間PC橋2基と中央部の6径間鋼橋1基の計3基、下部工は橋台2基、橋脚11基で構成。桁下空間は8mの高さを確保し小型船舶に対応。そのため、旧南港区にはガス関係やセメントサイロなどもあり、船舶を利用した作業となっているため、事業損失が予見される建物等の調査を進めている。 
 事業期間は17年度から22年度までで、総事業費は280億円を見込む。中央港区側のアプローチ部分から現地着工(地盤改良)する段取りで、3月に着工式を行った。 
 委託される業務名は「港湾施設実施設計外1件(第2次)」で、臨港道路の設計等のほかに、マリンポートかごしまの新たな岸壁(水深10m)の実施設計や名瀬港本港区岸壁(水深7.5m)(改良)の概略設計も含む。 

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK