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　県病院局は「県立佐原病院本館耐震改修工事対策支援業務」を一般競争入札で病院システム（東京都豊島区目白２―16―19）に委託した。委託金額は予定価格３２２万５０００円（消費税抜き）に対し２７５万円（同）。耐震改修工事期間中の病院運営を円滑に行うために必要な事項等について検討・支援を行う。履行期限は２０１９年３月25日。
　同業務は、工事期間中における地域医療及び病院機能の維持等に資するための運用等に係る各種調整や支援を実施するほか、工事の影響に際し生じる官公庁等への各種手続きや資料の作成の支援など、工事期間中の病院運営を円滑に行うために必要な事項等の検討・支援を行う。
　具体的な業務内容は▽移転方針策定支援（患者搬送、医療機器・什器備品移送の計画及び実行の支援）▽耐震改修工事以外で関係する各種経費（移転費用等）の予算作成支援▽耐震改修工事に伴う行政機関等への手続き及び提出書類の整理・収集の支援▽引越（移転）業者の選定及び業務仕様書の作成支援▽その他、病院機能の維持等に影響すると判断される業務への支援など。
　耐震改修工事にあたっては、昨年度で運営・経営面の精査や耐震改修が地域医療及び病院経営に与える影響等について検討する「県立佐原病院の耐震改修に伴う病院運営影響等調査業務」を実施。工事は同調査等の結果を踏まえて行う。調査業務は病院システムが担当。また、耐震改修工事の実施設計は千都建築設計事務所（千葉市美浜区真砂３―１―２）が作成している。
　同病院の本館は１９７４年度の竣工で、耐震性の不足や施設の老朽化などから耐震補強と老朽化対策を実施する。建物規模はＲＣ造５階建て（塔屋付き）延べ５０５６・41�u。工事は19〜20年度の２か年で実施。21年３月の竣工を目指す。工事費は約８億９７００万円（消費税込み）を見込む。
　主な工事内容は、建築が耐震補強、工事エリア内の内装更新等、機械設備が空調、衛生設備、換気設備の更新、消防設備改修等、電気設備が耐震補強に伴う解体・復旧、高圧コンデンサー盤の一部更新など。