日本工業経済新聞社(茨城)
2018/10/24
【茨城】神栖市がはさき学習センターの空調改修/20年度着工目指す
はさき学習センターの空調設備改修工事を計画する神栖市は、2020年度の着工を目指し、本年度から2カ年で設計内容をまとめる。現在は年度内の履行期間で、茂木建築設計事務所(神栖市)が基本設計を策定している。
はさき学習センターの空調設備は事務所と図書館が電力で、展示ホールやその他の施設は灯油を燃料として稼働している。利便性などを考慮し、築23年余りを経て老朽化が見られる灯油を燃料とする諸室に設置されている空調設備を改修する運びとなった。
整備内容は集中管理方式を電力による個別方式の設備に更新するほか、事務所や図書館の操作盤の統合も検討しており、この工事に係わる給排水管や照明器具など電気および機械設備の改修などを想定している。
現在進めている基本設計の中で改修範囲や整備方針を固めるとともに、休館が必要となった場合の行事スケジュール調整などについても検討する。今後は来年度内に実施設計をまとめ、20年度から工事に取り掛かりたい考え。
施設の規模はRC造2階建て、総延べ約3230u。このうち、事務所や図書室を除く施設の延べ床面積は約2860u。