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日刊建設工業新聞
2018/10/24

【鳥取】災関緊急砂防事業を検討/日南町内2カ所の渓流/本省に事業採択申請へ

 先月末〜今月初めにかけての台風24号による被害で、県土整備部は日南町内2カ所の渓流に「災害関連緊急砂防事業」を導入する手続きに入った。早ければ今週末にも事業採択を本省に申請する。
 国補助の災関事業は、再度の出水によって土砂災害が発生する恐れのあるカ所を緊急措置するもの。1カ所当たりの事業費3000万円以上など採択基準がある。
 検討対象になった2カ所は、同町矢戸の虚空蔵谷川(こくぞうたにかわ)と同町萩原の寺奥谷。虚空蔵谷川は上流に流木がたまって「天然ダム化」しており、既設堰堤をかさ上げして機能の強化を図る。
 また、寺奥谷は幹線道路・国道183号に土砂を流出させたことから対策工として砂防堰堤を整備する。
 同部治山砂防課では災関事業の検討に向けて、今月10日までに本省と事前協議を完了。現地測量が終わるのを待って事業費など詳細な計画をまとめ、今週中にも採択を正式申請する。

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