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建設新聞社
2018/10/23

【東北・宮城】八千代エンジニヤリングを特定/新最終処分場の基本計画・設計プロポ

 宮城県石巻市は、新たな般廃棄物最終処分場の建設候補地を石巻・南境地区に選定したことに伴い、基本計画策定と基本設計および環境影響評価調査を一括した業務を公募型プロポーザルで行った結果、八千代エンジニヤリングを特定した。
 業務名は「石巻市新一般廃棄物最終処分場施設整備基本計画策定等業務」。参加者は3社で、同社の評価値は124・5181だった。 
 選定委員会は、東北大学大学院工学研究科の久田真氏を選定委員長とし、全国都市清掃会議の荒井喜久雄氏、国土交通省東北地方整備局北上下流河川事務所の櫻井隆広氏、宮城県東部土木事務所の鈴木昌寿氏、石巻市復興事業部の後藤寛氏、石巻市半島復興事業部の村上秀樹氏、石巻市建設部の伊勢崎誠一氏の計7人。
 現在の市内最終処分場は▽石巻市一般廃棄物最終処分場▽河北地区一般廃棄物最終処分場▽雄勝一般廃棄物最終処分場▽河南一般廃棄物最終処分場▽牡鹿一般廃棄物最終処分場―の計5カ所。このうち、河北地区処分場は12年度に埋め立てを完了しており、残る4地区も23年3月までの埋め立て完了を想定。このため市では、23年度からの供用開始を条件とする新たな最終処分場の建設を計画している。
 候補地については昨年、▽桃生・山田地区▽河北・横川地区▽石巻・南境地区―の3カ所を選定。生活環境部長を委員長とし、関係各課の次長級で構成する建設候補地選定委員会による現地踏査および協議検討を進めた結果、現在の石巻市一般廃棄物最終処分場の北西に位置する石巻・南境地区の山林を最終候補地とした。
 建設用地は石巻市南境大衡山地内の敷地約8fとし、計画埋め立て容量は18万2000立方b、型式はオープン型または被覆型。供用予定年数は23年〜37年の15カ年で、年平均1万0150立方bの埋め立て量を見込んでいる。基本構想策定業務は八千代エンジニヤリングが担当した。
 今回業務では、施設整備基本計画、基本設計、工事発注支援、生活環境影響調査などを行う。履行期限は2020年9月30日まで。見積限度額は9930万円。
 今後、20年度に実施設計と施工の委託者をデザインビルド方式により選定する予定で、20〜22年度での建設、23年度早期の供用開始を目指す。

 提供:建設新聞社