東北防衛局は、航空自衛隊秋田分屯基地の宿舎新設で委託する調査検討業務で、簡易公募型プロポーザルの公示に対し、今月18日までに技術提案書の提出があったため、11月19日に開札する。早ければ同月中の請負者特定を目指す。宿舎新設の総事業費は概算15億3,524万3,000円で、新宿舎は鉄筋コンクリート造5階建て、延べ床面積約5,500uで計画する。
現在、空自秋田分屯基地には既存の宿舎(相川宿舎)があり、今回の計画は緊急時の対応などに備え、国際教養大学の北西部(秋田市雄和椿川字奥椿台)で新たに1棟を建設する。
新宿舎は鉄筋コンクリート造5階建て、延べ床面積約5,500uで、プロパン庫(RC1F10u)、自転車置場(S1F約200u)、ごみ置場(S1F約20u)も計画。現時点での総事業費は15億3,524万3,000円で、調査設計は平成31年度に委託し、32年度の着工を目指す。
委託する調査検討業務では、建築における各法令・条例などの資料収集整理や平面計画、基礎の概略検討のほか、土木では配置検討、雨水排水検討、約11,400uの測量調査を実施。設備関連では、新設に伴う電力供給方式の検討を行う。
提供:秋田建設工業新聞社