建設業の魅力発信を目的にした「けんせつみらいフェスタ2018」が、去る20日に大津港前イベント特設会場(大津市浜大津)で開催。普段は触れることのない重機を使用したイベント等の体験を通じ、将来の建設産業の担い手となりうる子供達にその魅力を伝えた。
当日は天気に恵まれる中、多くの家族連れが参加。午前10時に開会が宣言され、同フェスタがスタート。会場は、石鹿太鼓、滋賀大学附属中学校によるブラスバンド演奏、木下洸希君(びわ湖大津PR大使)のジャグリングショー、さらに人気のキャラクター「ねばーる君」のトークショーなどでにぎわう中、建設重機試乗体験・展示コーナーでは大勢の参加者が列を作った。高所作業車での高所体験。クレーン車の試乗体験。そして、バックホーを使用したイベントでは、作業員と子供が一緒に重機を操作し、小さなお菓子をショベルの先端に引っかけて釣り上げる体験にチャレンジ。まるで親子のような共同作業が微笑ましく、見事にお菓子が釣り上がると参加者からは拍手と歓声が上がった。
他にも会場では、滋賀県建設産業団体連合会の各協会・組合等から、実際に渡れる橋の展示、建設車両の試乗体験、距離あてゲーム、ミニチュア家具の製作、木組み体験、銅板レリーフ製作体験、シーリング体験、丸太切り体験、ミニテトラポット製作―等、多様にわたる工夫を凝らした内容で建設業の魅力をアピール。会場内のステージでは県若手技術者・女性技術者の土木交通部長表彰の授与式等も執り行われた。
「けんせつみらいフェスタ」は、県と公益社団法人・滋賀県建設産業団体連合会(桑原勝良会長)で組織する滋賀県建設産業魅力アップ実行委員会の主催。次世代を担う子供とその保護者等に向け、生活・社会基盤の整備を担う建設産業の魅力を楽しく正しく理解してもらうことを目的としたもの。
なお、主催者によると当日の来場者数は約3000人。
提供:滋賀産業新聞