日本工業経済新聞社(茨城)
2018/10/18
【茨城】大和駅北開発に3年12億円/10月補正予算案明らかに
桜川市は16日に開会した第3回市議会定例会に10月補正予算案を上程している。主なものでは長方・大和駅北地区開発で調整池や公園などの整備費として3カ年継続費12億1060万円を措置している。このほか道路関係に総額7050万円、小中学校空調設備整備の設計委託に2456万円、防火貯水槽設置・撤去に791万円を盛り込んでいる。
大和駅北地区開発整備は北関東自動車道桜川筑西IC周辺開発の一環として、同地区に新たな市街地の形成を進めているもの。計画面積は約56・3ha(市街化区域A約24・4ha、市街化調整区域A31・9ha)。
今回、本年度に発注を予定している調整池や公園、付帯施設などの整備について計画を見直し、新たに3カ年継続費を設定。年度割額は2018年度3億1142万5000円、19年度6億1561万5000円、20年度2億8356万円。継続費の設定に伴い、10月補正で工事費7億5054万円を減額し、原材料費8112万5000円を計上。
道路関係では市道の維持修繕などとして、新設改良工事費に3650万円、維持工事費に2800万円、維持補修用原材料費に600万円を配分している。
学校関係では4月に開校した小中一貫教育校「桃山学園」を除く小中学校で空調設備の整備を計画しており、設計委託料2456万円を予算化。
防火貯水槽では設置と撤去で1カ所ずつを見込んでおり、工事費734万5000円、設置に伴う配電線の移設補償費56万5000円を盛った。
このほか、桜川ロードパークと大国玉地内への防犯カメラ設置で工事費299万2000円、田中川改修の設計委託料141万5000円などを計上している。
なお一般会計全体では大和駅北地区開発の財政調整が要因となり、5憶4944万4000円を減額。総額は185憶946万2000円となった。
補正予算案の主な内容は次のとおり。
【総務費】
◆防犯対策・工事=299万2000円
◆大和駅北地区開発・工事用原材料=8112万5000円
【民生費】
◆児童福祉総務・市子ども、子育て支援事業計画策定業務委託=227万9000円
◆岩瀬認定こども園・修繕=101万4000円
◆やまと認定こども園・特殊建築調査委託=27万9000円
【農林水産業費】
◆身近なみどり整備推進・樹木伐採等業務委託=400万円
【土木費】
◆道路維持
◇工事=2800万円
◇補修用原材料=600万円
◆道路新設改良・工事=3650万円
◆河川総務・設計委託=141万5000円
【消防費】
◆消防施設
◇工事=734万5000円
◇NTT配電線移設に係る補償=56万5000円
【教育費】
◆空調設備整備・設計委託=2456万円
◆真壁伝承館管理・工事=32万5000円
【諸支出金】
◆財産取得・土地購入=48万円
【農業集落排水事業特別会計】
◆農業集落排水施設管理・修繕=426万6000円
【水道事業会計】
〔資本的支出〕
◆資産購入・量水器=28万1000円