日本工業経済新聞社(茨城)
2018/10/15
【茨城】城里町が衛生センター延命化に7・3億円/9月補正案へ計上
城里町は町議会第3回定例会に補正予算案を上程している。主なものでは、衛生センター延命化事業に3カ年継続費7億3300万円を設定したほか、下阿野沢地内のストックヤード整備工事に4700万円、六十二号橋の補修工事費として1300万円、町内小学校に空調を整備するための実施設計費に1138万4000円を計上している。公共下水道事業特別会計では、補修工事費800万円を盛り込んだ。
一般会計全体では、1億2521万8000円を増額し、総額を96億5757万8000円とする。議会日程は10月10〜19日。
衛生センター(小勝2571)は汚泥、生し尿、農業集落排水の処理施設。竣工から20年以上が経過し、老朽化が進んでいる。そのため延命化事業として改修し、汚泥再生センターとして整備する。主にし尿処理設備の更新を行う。
来年度に設計・工事を一体化して発注し、2021年3月の竣工を目標とする。本年度は発注仕様書の準備を進めるなどの準備行為のため年割額は設定せず、19年度に2億2300万円、20年度に5億1000万円を設定した。
ストックヤード整備工事については、下阿野沢地内の残土置き場の土を処理するとして、常陸那珂港ストックヤードへ運搬するもの。工期は3カ月を見込む。
六十二号橋(阿波山地内)の補修工事は、点検で修繕が必要となった部分を補修するもの。3〜4カ月の工期で塗装、ひび割れの補修、舗装の打替えなどを行う。
小学校の学校管理費では、町内小学校全5校のエアコン設置工事の設計に1138万4000円を計上。設置対象は、普通教室とエアコン未整備の特別教室とする。
公共下水道事業特別会計では、県道阿波山徳倉線(L180m)の舗装修繕を行う工事費として800万円を計上している。下水管が埋設されている影響で道路上に段差が生じているため、切削オーバーレイ工法で補修する見通し。
◇
補正予算案の主な事業は次のとおり。
【総務費】
◆庁舎管理・修繕料=42万2000円
◆企画・修繕料=18万円
◆町民センター・廃薬品処理委託=22万3000円
【民生費】
◆児童福祉総務・子ども子育て支援事業策定業務委託=198万8000円
【衛生費】
◆保健福祉センター・駐車場補修工事=129万6000円
◆清掃総務・空撮業務委託=32万4000円
【農林水産業費】
◆農地・実施設計委託=90万8000円
【商工費】
◆観光施設・伐採業務委託=60万円
【土木費】
◆道路維持・維持補修工事=864万円
◆道路新設改良費
◇道路改良工事=600万円
◇ストックヤード整備工事=4700万円
◆橋梁維持費
◇工事管理委託=100万円
◇橋梁補修工事=1300万円
◆公園費・樹木伐採委託=69万1000円
【消防費】
◆消防施設・解体工事=105万5000円
【教育費】
◆小学校・学校管理費
◇修繕料=111万5000円
◇実施設計委託=1138万4000円
◇各小学校工事=67万円
◆中学校・学校管理費
◇修繕料=99万5000円
◆コミュニティセンター・改修工事設計委託=295万4000円
◆体育施設費
◇修繕料=52万4000円
◇改修工事=314万5000円
◆学校給食センター・実施設計委託=143万7000円
【公共下水道事業特別会計】
◆下水道維持管理費
◇ストックマネジメント計画策定支援業務委託=104万円
◇補修工事=800万円
【介護保険特別会計】
◆介護予防住宅改修・負担金=108万円
【農業集落排水事業特別会計】
◆農業集落排水維持管理・施設維持補修工事=341万3000円