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北陸工業新聞社
2018/10/22

【福井】住生活月間矢尾憲一氏が受賞/建築事業推進に尽力し功績/国土交通大臣表彰/会報編集にも情熱注ぐ 

ヤオ設計(福井市大手2丁目)代表 協会活動を通じて、とくに若手の人材育成に温かい眼差しを向ける。65歳
 第30回住生活月間にちなむ国土交通大臣表彰(個人)に、ヤオ設計の矢尾憲一代表が輝いた。多年にわたり建築事業等の推進に尽力し、多大な功績を上げたと高く評価された。
 氏は、福井県建築士事務所協会に軸足を置き、会報『建築設計福井』の広報委員長(5期目)を務める。年2回の発行で、やはり原稿依頼には苦労するという。寄稿者の表現を生かすため「(編集長としては)タイトルなど大枠だけを決め、あとはお任せ。会員が思いを寄せる場を提供したい」と方針を語る。読み応えある内容充実のため、地元大学の建築系教員や元教員に寄稿を依頼している。
 『ふくい建築賞』は、ことし開催5回目を迎え、創設に関わった一人として感慨深く「若手(後輩)を育てて、バトンタッチしていく場」として建築文化継承の重要な役割を示し、自身が関わる意義にも重ねた。今後も福井県建築士会と日本建築家協会(JIA)北陸支部福井地域会の建築設計3団体が結束し、建築賞の継続を図る構え。
 また、かつて日本建築学会北陸支部で、作品の選考審査員を務めた貴重な経験から「良し悪しを評価することはとても難しいが、自分自身も大変に勉強になる」と振り返った。
 趣味のテニスについては、ようやく試合に参加できるレベルに。先の国体で選手が打つボールが風を切る音に刺激を受けたよう。

hokuriku