建通新聞社
2018/10/22
【大阪】19年度に3警察庁舎の新築工事に着手へ
大阪府警察本部は、警察署庁舎の新築・改築計画で、2019年度に中堺警察署など3カ所で新築工事に着手する方針だ。また、移転改築を予定する八尾警察署については、移転先用地が決まり次第、測量・設計など具体的な動きに入る見込みだ。
中堺警察署の新設計画では、現在基本・実施設計を松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)に委託して進めており、19年度の工事発注に備えている。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造延べ6186平方b。付属施設は駐輪場、車庫など。敷地面積は3281平方b。建設地は堺市中区深井沢町。完成予定は21年度。
守口警察署の移転改築計画についても、現在基本・実施設計を類設計室(大阪市淀川区)に委託して進行中。19〜21年度に施工する予定だ。規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造で、延べ床面積は5661平方b。敷地面積は2640平方b。建設場所は守口市豊秀町2など。
東住吉警察署の改築計画では、現在既存庁舎の解体工事を道原建設(枚方市)に委託して進めている。また、新築工事に向けた実施設計を大建設計(大阪市西区)に委託して作成中。新築規模は鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造延べ6072平方b。付属施設は駐輪場、車庫など。敷地面積は2641平方b。場所は大阪市東住吉区東田辺2丁目。新築工事は19〜21年度の工期で実施する予定だ。
八尾警察署については、移転改築を予定しているが、移転先用地を現在検討中。候補地が決まり次第、用地測量などの具体的な動きに入る方針だ。
既存庁舎は建築後50年以上が経過し、老朽化・狭あい化が進んでいる。新たな警察署は、署員300人が勤務できる執務スペースなどを確保できる規模とし、敷地内には倉庫などの配置も計画している。