県教育庁体育課は、県総合スポーツセンター施設整備調査をオオバ(千葉支店・千葉市中央区中央1―11―1)に委託し進めている。同センターにある陸上競技場、第2陸上競技場、体育館の3施設を対象に、施設の向上に向けてどのようなスポーツ大会の誘致が可能か、そのためにどのような施設・設備が必要かなどについて検討する。委託の履行期限は今月末まで。委託金額は予定価格277万円(消費税抜き)に対し249万円(同)。
調査は、施設の老朽化する陸上競技場、第2陸上競技場及び体育館について施設の性能向上を図るため、利用団体や他のスポーツ施設関係者などから聞き取り調査を行い、将来に向けて必要な施設・設備を検討する。
今回の調査結果を見て、スポーツセンター内の他の施設についても同様の検討を行う。
陸上競技場は1966年3月に完成。04年度に耐震補強及び大規模改修を実施している。面積は3万7500u。スタンドは、メインスタンドが一般席9700席、車いす18席、ロイヤルボックス60席。サイドバックスタンドは一般席(芝生席)2万席、車いす30席。フィールドは全天候型舗装(ノンチップ・エンボス加工タイプ)で、雨天走路66m×6・8m、400mトラック8レーン直走路140m。駐車場は第2陸上競技場と併用で74台分(普通車用・身障者用9台含む)を確保。
第2陸上競技場は66年10月に完成。面積が約2万3000u。観客収容人数は3000人。フィールドは全天候型舗装(ノンチップ・エンボス加工タイプ)で、400mトラックが8レーン直走路140m。
一方、体育館は72年7月の完成。面積が約1万2500u。建物規模はRC造3階建て延べ約7774u。収容人員はスタンド収容人員3104人、フロア収容人員2026人の合計5130人。競技コートはバスケットボール、バレーボール、バドミントン、ハンドボールなど。
総合スポーツセンター(千葉市稲毛区天台町323)は、陸上競技場、体育館などのほか、野球場、軟式野球場・ソフトボール場、サッカー場・ラグビー場、庭球場、武道館、弓道場などを設置し、県の中核的スポーツ施設として位置付けられている。
このうち、野球場は本年度から2か年で耐震・大規模改修工事を実施。武道場は16〜17年度で空調設備整備事業を行った。