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建設経済新聞社
2018/10/19

【京都】西京区役所を総合庁舎化 2期に分け東隣に整備へ

 京都市は18日、西京区役所を総合庁舎化し、新庁舎を整備すると発表した。
 市会文化環境常任委員会に整備案を報告した。UR上桂住宅と合築となっている現庁舎の有効活用を図りつつ、東隣の上下水道局西京営業所跡地とその南側の西京区役所立体駐車場敷地を活用し、新たな総合庁舎整備を進める計画。
 整備用地は北側が西京区上桂森下町27−1(上下水道局西京営業所跡地約1400u)、南側が西京区上桂森下町25−10(西京区役所立体駐車場敷地約1300u)で合計敷地面積は約2700u。用途地域は近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)。高さ規制は20m。
 新庁舎は2期に分けて整備する。現区役所は引き続き利用しつつ、総合庁舎化を早期に実現するため、第1期工事として、上下水道局西京営業所跡地に新庁舎を建設。保健福祉センター別館にある子どもはぐくみ室及び医療衛生コーナーを配置するとともに、区民交流スペースなどの設置を検討する。
 第2期工事は、URとの土地賃貸借契約期間(平成50年10月まで)を念頭に時期を検討する。西京区役所立体駐車場敷地に第1期で整備する新庁舎と一体となるよう、庁舎を増築する計画。
 第1期工事は平成31年度に基本計画を策定、32年度から33年度前半頃にかけて設計等を進める。33年度後半頃から工事に着手し、34年度中に完成させ、35年度の供用開始を目指す。
 洛西支所(西京区大原野東境谷町2丁目1−2)については、西京区役所の総合庁舎化を契機として、西京区役所と洛西支所の役割分担の見直しを行い、住民サービスの確保を前提に、洛西のまちづくりを進める機能を持たせるため、庁内検討会議を設置し、検討を開始する。
 なお現在の西京区役所(西京区上桂森下町25−1)は昭和53年6月築でSRC造地下1階地上6階建、延4494u。