一般社団法人日本道路建設業協会北陸支部(上條桂一支部長)は18日、防災訓練を行い、情報伝達や資機材の保有状況を確認するなど本番さながらに迅速な対応に努めていた。
午前9時に、富山県東部(跡津川断層帯)でマグニチュード6・8の地震が発生したとの想定で実施。北陸地方整備局の道路管理区間を道路の管理担当事務所を考慮し、6つのブロック(下越1、下越2、中越、上越、富山県、石川県)に分け、局からの災害支援要請に応じた。
各ブロックでは直轄道路施設が被災し、局からの応急復旧要請を受けた想定で、上越および石川県ブロックでは、富山県ブロックへの応援を想定した訓練を実施。他のブロックでも情報伝達訓練、資機材調達訓練、作業車等による現地参集訓練に取り掛かった。
支部事務局には、地震発生を受けて上條支部長(本部長)ら6人が集合し、9時20分に災害対策本部を立ち上げ、各ブロックの責任会社に指示を出していた。各ブロックは責任会社や副責任会社(2社)、構成会社(7から14社)で構成。出動の概要等や現地到着の報告を行うとともに、報告内容を集約し、改めて平時からの備えを確認していた。