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　輪島市は２５日、水守町地内「石川県輪島漆芸美術館収蔵庫等増築工事基本設計業務」の指名競争入札を開札する。予定価格は４３９万円。
　建設規模はＲＣ造またはＳ造２階建てで、延べ床面積８００〜１１００平方メートル程度を想定する。収蔵庫４００平方メートル程度や前室・荷解室１２０平方メートル程度、倉庫２００平方メートル程度、展示室６０平方メートル程度、作業室６０平方メートル程度、喫茶軽食スペース２０平方メートル程度、渡り廊下などを設ける。基本設計の履行期間は１９年３月１５日まで。
　輪島漆芸美術館（ＲＣ造２階建て延べ２２２４・７９平方メートル）は１９９１（平成３）年にオープンした。現在は開館当初の約３倍となる約１６００点の漆芸品などの資料を保管・収蔵しており、既存収蔵庫が手狭になったことを受け、敷地内に増築する。既設部分の改修も考慮して整備を進める。
　来年度に実施設計に移行し、開館３０周年にあたる２１年の完成を目指していく。
　概算直接工事費には３億円を見込む。