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建通新聞社四国
2018/10/19

【愛媛】愛媛県小中校の屋体つり天井対策状況

 愛媛県内の公立小中学校施設のうち、屋内運動場でつり天井の落下防止対策を施していない棟数は8棟あった。文部科学省が2018年4月1日付で行った全国一斉調査(福島県内2町を除く)の結果、明らかになった。
 屋内運動場で、つり天井を有する小中学校施設は県内21棟。うち、つり天井や照明、バスケットゴールの全てで耐震落下対策を実施しているのが13棟。残る8棟が未対策だった。未対策の自治体別では今治市が5棟と最も多く、宇和島市・大洲市・内子町が各1棟あった。県内の全棟数452棟に対するつり天井の対策実施率は98・2%で全国平均と同率、順位は26位となっている。
 また、つり天井がないまたは撤去済みの屋内運動場で、照明とバスケットゴールの耐震落下対策も同時調査。
 県内のつり天井を有しない施設は431棟。うち236棟が落下防止対策済みで未実施が195棟あった。未実施となっている自治体別の内訳は今治市が33棟、宇和島市が34棟、西条市が39棟、大洲市が14棟、伊予市が14棟、西予市が17棟、東温市が9棟、久万高原町が11棟、松野町が9棟、砥部町が4棟、内子町が4棟、伊方町が1棟、松野町が2棟となっている。
 屋内運動場は、災害発生時に地域住民の避難所となるなど重要な役割を担っていることから、文科省では未実施の設置者に一刻も早い対策完了を要請した。
 県内公立学校の幼稚園、高校、特別支援学校では、つり天井の耐震落下対策は全て完了している。

提供:建通新聞社