丸亀市は、10月9日に丸亀城三の丸坤(ひつじさる)櫓跡石垣が崩落したことを受けて、同箇所の現況を確認する測量などに10日から着手した。当面、文化庁などと協議の上で、シート張りなどによる応急復旧を行う見通し。石垣復元に伴う図化の他、市教育部文化財保護室担当者が城石垣を修復した先進地の手法を参考に、早ければ2018年度内にも崩落箇所周辺の上部から石垣をとり外す作業に着手する考え。
本格的な復旧工事のスケジュールは未定としている。
国指定史跡の丸亀城では9月末の台風24号豪雨などの影響により、城の南西部に位置する帯曲輪(おびぐるわ)石垣の中央西面(幅約18b、高さ約16b)が崩れ、10月9日に、その上に位置する三の丸坤櫓跡石垣(東西および南北に幅約55b、直高さ約17b)が崩れている。
場所は同市一番丁。
提供:建通新聞社