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北陸工業新聞社
2018/10/18

【石川】総力結集、着実な事業推進を/金沢で北陸地区治水大会開く/全国期成同盟会ら 

 全国治水期成同盟会連合会(岩井國臣会長)、新潟、富山、長野、福島、石川5県は17日、金沢市堀川新町のホテル金沢で「18年度北陸地区治水大会」を開き、河川がもたらす自然の脅威から住民の生命・財産を守るため、総力を結集して治水施設整備等の着実な推進を国会、並びに政府に対し、強く求めていくことを確認した。
 大会には、5県の治水関係者ら約250人が参加。大会長の山田憲昭白山市長は「国土を保全し、水害等から国民の生命と財産を守り、安全で安心して暮らせる生活を確保するには治水事業の役割は極めて重要。今後とも関係機関の協力と、治水事業の着実な推進が不可欠」と語り、中西吉明石川県副知事(知事代理)、岩井会長、山野之義金沢市長も順にあいさつに立った。来賓の吉岡幹夫北陸地方整備局長、作野広昭石川県議会議長が祝辞を述べた。
 席上、治水・水防功労者表彰を行い、山田大会長が各受賞者に賞状を贈った。また、井上智夫国土交通省水管理・国土保全局治水課長が「治水事業を取り巻く現状と課題」、松原誠北陸地方整備局河川部長が「北陸地方の治水行政に関する最近の動向」を説明し、市村達也金沢市土木局内水整備課長が「金沢市における総合治水対策の取り組み実績と課題〜浅野川水害から10年〜」と題して意見発表した。
 今大会において、▽治水事業費を今後飛躍的に増額させ、堤防整備、河道掘削、ダム、放水路等予防的な治水対策を計画的かつ強力に推進▽大規模地震に備え、河川堤防等の耐震対策及び津波対策を着実に推進―など全9事項を求めていく決議が採択された。
 治水・水防功労者は▽五十嵐川水系災害復旧事業安全対策協議会(新潟)▽のぞみ川を愛する会(富山)▽西組河川愛護会(長野)▽間山河川愛護会(同)▽佐々木定男氏(同)▽白山市三坂町会(石川)▽大聖寺地区まちづくり推進協議会(同)―の6団体1個人。

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