西日本建設業保証会社とりまとめによる前払い金保証取扱い実績から見た2018年度上半期(4ー9月期)の県内公共工事は、請負金額が対前年度同期比28・8%減の462億5900万円、件数は4・9%減の1118件だった。前年度同期数649億9000万円と比較すると187億円余り減少した。特に「国」が55・6%減と大幅に減少した。
各発注者別の状況は、国が92億7200万円、県が178億4400万円、市町村が135億5300万円、独立行政法人(西日本高速道路中国、国立大学法人等)22億2900万円、その他発注機関(日本下水道事業団、森林組合・連合会、境港管理組合、公立大学法人、その他事務組合等)33億5900万円。県、市町村も2割〜3割見当減少した。
地区別状況では、東部地区160億7600万円(43・2%減)、八頭地区47億6800万円(12%減)、中部地区61億0700万円(5%減)、西部地区146億6300万円(35・5%減)、日野地区46億4200万円(89・6%増)、日野地区以外は減少、特に東部地区は半減近い減少となった。
工種別では、土木314億0200万円(11・7%減)、建築84億6900万円(55・7%減)、電気19億1600万円(27・3%減)、管19億7300万円(53・6%減)、測量・調査・設計20億7800万円(8・2%減)、その他4億1900万円(63・1%減)。
一方、9月期単月では、件数205件、請負金額72億4600万円で、件数8・9%減、請負金額は53・4%減だった。内訳は、国16件・9億2400万円、県104件・40億06900万円、市町村75件・17億0200万円、独立行政法人6件・2億1100万円、その他4件・3億3800万円で、9月単月も件数、金額共に減少した。9月期着工の大型工事は、鳥取自動車道有富川橋第2下部工事など。
各発注機関別の上半期(4ー9月)の件数および請負金額は次の通り。()内は前年度同期数。
※合計=1118件(1175件)4・9%減、462億5900万円(649億9000万円)28・8%減
▽国=109件(145件)24・8%減、92億7200万円(208億8100万円)55・6%減
▽県=525件(539件)2・6%減、178億4400万円(248億9900万円)28・3%減
▽市町村=427件(439件)2・7%減、135億5300(173億2900万円)21・8%減
▽独立行政法人=20件(18件)11・1%増、22億2900万円(10億5500万円)111・2%増
▽その他=37件(34件)8・8%増、33億5900万円(8億2400万円)307・5%増
日刊建設工業新聞