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建通新聞社(中部)
2018/10/17

【岐阜】羽島市新庁舎へ保健C組み込まず 基本設計案を検討

 羽島市新庁舎建設委員会(大野栄治委員長)は10月12日、第7回委員会を開き、基本設計案の検討を行った。前回示された案とは違い保健センターは新庁舎内に組み込まないことが示された。既存のセンターは現行の施設を維持する形だ。また、新庁舎の形状を台形にすることで意見を統一した。これにより1億5000万円のコストが削減できるという。
 今回示された新たなフロア配置計画を見ると、2階に配置するとしていた保健センターを取りやめ、産業振興部、建設部、水道部、市民活用スペースなどを配置するとした。これに伴い、3〜4階についても機能の配置が変更された。
 その他、庁舎内にコンビニを誘致する案は収益面で困難という理由で断念したとの説明があった。
 今後、市民意見を集めた上で、11月21日に開く第8回委員会で、基本設計案として最終決定する。
 新庁舎は、現庁舎敷地内の南庁舎、勤労青少年ホーム、車庫4棟を解体した跡地に建設する。従来型の分離方式で発注する。
 基本設計案で示された新庁舎は、鉄骨造台形5階建て延べ床面積約9800平方bとなっている。建築面積は約2450平方b。敷地面積は約2万2000平方b。天井は1階が3b、2階以降が2・7b。建築コストは43億4900万円と試算されている。
 設計は佐藤総合計画中部事務所、アートジャパンナガヤ設計、川崎建築設計室の3者JVが担当している。基本設計を年内にまとめ、2019年7月までに実施設計をまとめる。同年10月から21年3月までの工期で建設する。21年度に供用を開始する予定。

提供:建通新聞社